中学受験・見直しに苦労する娘。少しずつできるようになった完璧主義の娘への対策

中学受験をしていると、
「見直しが大事です」と何度も言われます。
テストでも宿題でも、
間違えた問題こそ宝物。

できなかったところを確認して、
次はどうしたらできるようになるかを考える。
頭ではわかっています。

でも我が家の娘は、
この「見直し」が大の苦手でした。
いや、苦手というより拒否。
「見直そうか」
と言うだけで嫌な顔をして、どこかへ逃げていきます。

最初はなぜなのかわかりませんでした。
面倒なのかな。
やる気がないのかな。
そう思っていたのですが、
何年も娘を見ていて気づいたことがあります。

もしかしてこれ、
完璧主義が原因なのではないか、と。

間違いを見ること自体がつらい
娘は昔から、
「失敗するかもしれないこと」
を避ける傾向がありました。

新しいことに挑戦するときも慎重。
自信がないとやりたがらない。
そして、自分のミスを認めることもとても苦手でした。

だから見直しをしようと言っても、
自分が間違えた問題を見ること自体が嫌だったのです。

一方で不思議なことに、
「似たような新しい問題」
なら解いてくれます。

そのためしばらくは、
間違えた問題をやり直すのではなく、
類題を解くことでしのいでいました。

でもやはり思うのです。
本当に見なければいけないのは、
間違えた問題そのものだよな、と。

塾の先生からも、
「見直しが大事です」
と言われます。
それは十分わかっている。
でも本人が拒絶する。
どうしたらいいのかわからず、
親としても頭を抱えていました。

まずやったこと
そんな中で試したことがあります。
娘は自分の答案を見るのが嫌なのだから、
父や母が娘の答案を書き直し、
それを丸付けしてもらうことにしたのです。

すると驚いたことに、それならばできました。
人の答案だと思うと見られるのです。

「え、本当に?」
「どれだけプライド高いの?」
と親はびっくり。

でも娘にとっては、
それくらい自分のミスと向き合うことが苦しかったのでしょう。
今思えば、
娘なりの防衛反応だったのかもしれません。

中学受験が少し助けてくれた
その後、小3になり増える宿題。(少人数塾での)

うっかりの忘れ物。
突然の小テスト。
思うようにいかないことが増えました。

そして周りを見れば、
友達も宿題を忘れる。
友達もテストで失敗する。
友達も間違える。
みんな意外と完璧じゃない。
そんな現実をたくさん見ることになりました。

小学校では、低学年はあまり難しい問題がでません。
娘にとっても
「満点近く取れて当たり前」という感覚があったかもしれません。

ところが中学受験塾では世界が変わりました。
少人数塾はいい意味でアットホームで
周りの様子がよく見えます。

周りの優秀な子供たちですら
「え?語彙が15問中1問しかできない?」
「10点だったの?」
というような話が普通に出てくるようになりました。

最初は親もびっくり。
でもよく考えてみれば当然ですよね。
みんな難しい問題に挑戦しているんですから。
間違えるのが当たり前。
出来ない問題があるのが当たり前。

娘もそんな環境の中で、
以前だったら耐えられなかったような間違えも

「優秀な子でも間違えるんだ」
「自分だけじゃないんだ」
ということを少しずつ実感していったようです。

少しずつ、
完璧主義の鎧が薄くなっていきました。

間違えてからが勉強
私は何年も同じことを言い続けました。
「間違えることは悪いことじゃないよ」
「間違えてからが勉強なんだよ」
「間違えずにできる問題を解くのは作業」
「間違えた問題をどうやったら次に間違えなくなるか、
それを考えるのが勉強なんだよ」
すぐには伝わりませんでした。
何十回も。
何百回も。
言った気がします。

でも少しずつ、
娘の中に入っていったようです。

小4になった今
今でも見直しが大好きかと言われたら違います。
きっと嫌です。
でも以前のような拒絶反応はなくなりました。

「見直そう」
と言えば取り組めます。
日々の宿題でも、
テストでも。

ここまで来るのに2〜3年かかりました。
親は悩みました。
本も読みました。
専門家にも相談しました。
いろいろ試しました。
だからこを思います。

子どもによって難しいポイントは本当に違うのだと。
見直しなんて当たり前にできる子もいます。
でも娘にとっては、
それは本当に苦しいことでした。

だから苦手なことは、
「なんでできないの?」
ではなく、
「どうしたら一歩進めるかな?」
を考えてあげればいいのだと思います。
スモールステップで。
ゆっくりと。
寄り添いながら。

早めに始めてよかったこと
中学受験は一般的に小3の2月から本格スタートと言われています。
もし我が家がそのタイミングからスタートしていたら、
正直、
「見直しができない」
という根本的な課題を回収できないまま、
受験学年に突入していたかもしれません。

勉強内容だけではなく、
失敗との向き合い方。
間違いとの付き合い方。
そういう土台づくりにも時間は必要です。

慎重派のお子さん。
完璧主義のお子さん。
失敗を極端に嫌がるお子さん。
そんなお子さんをお持ちのご家庭は、
勉強そのものだけではなく、
心の準備期間も含めて、
少し早めに動いてみると安心かもしれませんね。