算数オリンピック・キッズBEEへの挑戦

サピックス生は春になると、なんとなくキッズBEEのお知らせが届きます。
我が家も「せっかくだし受けてみる?」くらいの軽い気持ちでチャレンジしました。
結果は2年連続であと1問足りず決勝進出ならず。
でも、この挑戦を通じて見えたことがたくさんありました。

算数オリンピックキッズBEEは意外と穴場

算数オリンピックと聞くと
「天才しか無理そう」
「メダルなんて夢のまた夢」
と思ってしまいますよね。

実際算数オリンピックやジュニア算数オリンピックは、
予選を突破してもメダルをもらえるのはほんの数名です。

ところが算数オリンピックキッズBEEは少し違います。

決勝進出者が約100名。
その決勝進出者は本選にチャレンジすれば
銅メダルが授与されます。

そのため
「全国トップは無理でも、決勝進出なら…」
と思える大会なのです。

小2の初挑戦

当時の娘は
・サピックスの算数はまあ好き
・サピックスでは上位
・でも先取り学習はゼロ
という状態でした。

かけ算も割り算も習っていません。
母が教えようとすると大喧嘩。
「学校や塾で習っていないことはやりたくない」
というタイプでした。

そこで、
「難しいテストみたいだから、
ぜんぜんできなくてもいいから、
ちょっと受けてみてよ~!
なんかご褒美買ってあげる~」
という軽いノリで送り出しました。

結果はあと1問で決勝進出。
思わず、
「え?結構いけるのでは?」
と思いました。

小3で本格チャレンジ

でもその後も勉強嫌いは変わりませんでした。
小3春休み。
ついに転機が訪れます。

やっと塾で割り算を習ったのです。
これで我が家もやーーーっと
四則演算の概念知識が入った!
ということで、
我が家もキッズBEEチャレンジを始めることにしました。

みなさん、きっともうこういう問題解けるんだろうな~
4月。
我が家は、割り算、桁の大きいかけ算、
あまりのある割り算、どんなときにそれらを使うのかを4月にやりました。

そして20問くらい載っている参考書を買い、
難しいながらに解いてみました。
解ける問題もあれば解けない問題もある。
うーん、なんだかつかめない感覚です。

そういえば2年生の時には、
某塾の算数オリンピック対策講座も1回受けてみました。
こちらは、実際のキッズBEEの問題よりかなり難易度が高い印象。
まだ、掛け算割り算なんて知らない、九九も習っていなころの娘には
ちょっと難易度が高すぎて楽しめない印象でした。

一番役に立ったのは分厚い過去問
5月、6月。
キッズBEEの過去10年分、
予選、本選合わせて100問以上載っている教科書を買いました。
これはとてもよかったです。

最初の1周目は苦しみました。
「え?どうやって解くの?頭痛い」
と母も思いました。

でも一通り解いてみるころには、
あ、問題の分類ができるようになってきました。
展開図、カレンダーの問題、数字の問題、てんびんの問題…
そうすると、娘もはっきりと好きな問題嫌いな問題がわかってきました。
好きなところからやっていいよ~というと
まっさきに終わる問題、ちょっといやだけど向き合えば解ける問題、
見たくもない問題など。

結果、受験日までに全体の7割くらいは解ける状態になりました。
(決勝進出ボーダーは50点台だったりするのでまずまず行けるかも?
 いけないかも?くらいの成績です)

結果はまたしても
結果は、やはりあと1問で決勝にいけたのに、
残念という結果でした。

本当に1分でも見直しをすれば、
絶対に気付けるような書き写し間違えレベルのミス。
かなり惜しいミスなのですが、
当時まだ見直しの習慣どころか
やったこともなかった娘にとっては、
仕方がありません。
これもまた実力です。

挑戦してよかったこと
小3の時に娘には、
算数オリンピックでメダルを取るチャンスは
きっとこれが最後。
小4以降のものは難易度が高すぎるし
受験勉強でやってる場合じゃないから
我が家は参戦できないよと伝えています。

これが最後、がんばってきてね。
と伝え、娘もとても緊張しながらがんばった試験。

今思うと、決勝に行けなかった経験は
とても貴重だと思いました。

「あと1問だった」
という経験を娘がしたこと。
1点の重みを知ることができました。

そして、めんどくさいから
書きたくないといっていた子が
本番で試行錯誤した跡を
答案に残していたこと。

そちらのほうが親にとっては
うれしかった気がします。

結果が届いた日、
私は思わず
「ごめんね。もっとサポートできたかもしれない」
と泣いてしまいました。
すると娘は
「いいんだよ」
と私を慰めてくれました。
本当は娘だって悔しかったはずなのに。
あのとき私が泣いてしまったことで、
娘がどれほど悔しかったのか、
ちゃんと聞いてあげられなかった気もしています。
でもあの挑戦を通じて、
娘は算数だけではなく、
努力することや、
1点の重みについても学んだのかもしれません。

でももしまた、
小2、小3に戻れるとしたら、
我が家はきっとまたキッズBEEに挑戦すると思います。