帰国子女枠の中学受験について調べてみました。
帰国生入試というと、
「英語と国語だけで受験できる」
「4科目を勉強しなくていい」
「一般入試よりも入りやすい」
そんなイメージを持つ人もいるかもしれません。
確かに、学校によっては英語と国語、英語と算数、英語と面接など、一般入試とは異なる科目で受験できます。
4科目すべてを勉強しなくても受験できると考えると、帰国生入試はかなりお得に見えます。
しかし、話を聞いてみると、帰国生入試の英語は恐ろしく難しいのだとか。
日常会話ができるというレベルではなく、難しい長文を読んだり、英語で自分の意見を書いたりする力を求められる学校もあります。
帰国したばかりで、高い英語力を維持している子なら、その力を生かせる帰国生入試は有利な選択肢になるのかもしれません。
一方、帰国してから数年がたっている場合は、少し難しいところです。
帰国生入試に向けて高い英語力を維持し、さらに国語や算数の対策もするのか。
それとも、英語ではなく、一般入試の2科目または4科目に力を入れるのか。
どちらのほうが本人にとって負担が少なく、志望校の選択肢を広げられるのかは、帰国時期や現在の英語力によって変わりそうです。
帰国生入試だから簡単というよりも、一般入試とは求められる力が違う「別ルート」と考えたほうがよいのかもしれません。
帰国生入試を実施している学校は意外と多い
帰国生入試を実施している学校は少ないと思っていましたが、調べてみると意外とたくさんありました。
男子校
海城、学習院、鎌倉学園、暁星、攻玉社、サレジオ学院、逗子開成、聖光学院、巣鴨、本郷、立教池袋、立教新座など。
女子校
鷗友学園女子、大妻、学習院女子、鎌倉女学院、カリタス女子、共立女子、恵泉女学園、香蘭女学校、実践女子学園、品川女子学院、頌栄女子学院、昭和女子大学附属昭和、女子美術大学付属、白百合学園、聖心女子学院、東京女学館、桐朋女子、豊島岡女子学園、日本女子大学附属、普連土学園、横浜雙葉、立教女学院など。
共学校
青山学院横浜英和、市川、開智、開智所沢、開智日本橋学園、開智望、かえつ有明、神奈川大学附属、関東学院、関東学院六浦、北里大学附属順天、慶應義塾湘南藤沢、國學院大學久我山、駒込、埼玉栄、栄東、サレジアン国際学園、実践学園、芝浦工業大学附属、芝浦工業大学柏、芝国際、渋谷教育学園渋谷、渋谷教育学園幕張、自由学園、成蹊、成城学園、玉川学園、多摩大学目黒、中央大学附属、帝京、東邦大学付属東邦、獨協埼玉、ドルトン東京学園、日本大学系列校、広尾学園、広尾学園小石川、法政大学、三田国際科学学園、明治大学付属明治、目黒日本大学、山手学院、早稲田佐賀、早稲田実業学校など。
国立・公立校
お茶の水女子大学附属、埼玉大学教育学部附属、千葉大学教育学部附属、東京学芸大学附属国際中等教育学校、東京都立立川国際中等教育学校、横浜国立大学教育学部附属鎌倉、横浜国立大学教育学部附属横浜など。
こうして挙げてみると、本当にたくさんあります。
もちろん、帰国生入試を利用するために海外へ行く、という家庭はほとんどないと思います。
また、学校によって、必要な海外在住年数や帰国後の経過年数、試験科目、求められる英語力は異なります。
「帰国生入試がある=英語だけで簡単に受けられる」というわけでもありません。
それでも、すでに高い英語力を持っている子にとっては、その力を生かしながら難関校を目指せるルートです。
帰国時期や英語力、国語・算数の得意不得意を見ながら上手に受験戦略を立てれば、帰国生入試は意外な選択肢になるのかもしれません。