中学受験と自立。親が少しずつ手を離した話。我が家の自走への道

今小学4年生の娘を見ていると、
「ああ、ずいぶん自分でできることが増えたな」
と思います。
わが家では小学校3年生くらいから、意図的に「自分で考えて、自分で決める」経験を増やしてきました。
もちろん最初から全部できたわけではありません。
むしろ最初は全然できませんでした。
だから、いきなり手を放すのではなく、少しずつ親が後ろに下がっていくイメージです。
放課後の予定を自分で決める
小3になった頃、娘によく言っていたことがあります。
「自分の予定は、自分で決めていいんだよ」
それまでの娘は、
「今日の予定は?」
「誰と遊ぶの?」
と聞いてくるタイプでした。
親同士で約束を取り付けることも多く、完全に受け身。
でも、このままではまずいなと思いました。
そこで、ママ同士で約束するのではなく、
「次からは子ども同士で約束してみよう」
と少しずつ変えていきました。
もちろん上手くいく日もあれば、上手くいかない日もあります。
待ち合わせに失敗することもある
待ち合わせ場所に行ったのに、お友達がいない。
そんなこともありました。
最初の頃は、
「ママ!友達がいない!」
とすぐ電話がかかってきます。
でも時計を見ると、まだ約束の5分前。
「もう少し待ってみようか」
と伝えました。
そして、
「5分過ぎても来なかったらまた電話してね」
と。
そんなことを繰り返しているうちに、だんだん待ち合わせも上手になりました。
ママへのSOS電話も減っていきました。
もちろん今でもイレギュラーなことは起こります。
だから親は完全に放置ではありません。
いつでも駆けつけられる場所で待機しています。
でも最初に考えるのは娘。
親は最後の保険です。
塾の準備も自分でやる
塾の準備も昔は親がやっていました。
今は全部自分でやります。
失敗もします。
学校から帰宅して、
塾の準備をしようと思ったらアイスを食べる。
携帯を取り出したら宿題を思い出す。
何をしていたか忘れる。
そんな感じで、準備に1時間近くかかることもありました。
正直、
「私がやった方が早い」
と思うことも何度もありました。
でもぐっと我慢しました。
忘れ物も経験のうち
持ち物確認もしていません。
通信手段を全部忘れたこともあります。
どこの塾に行くのか分からなくなって、何も持たずに出発したことさえあります(笑)。
でも、それも経験。
親が先回りして防いでしまうと、
「どうしたら忘れないだろう?」
を考える機会がなくなります。
娘は失敗を経験しながら、
メモを作ったり、
周囲に確認したり、
自分なりの対策を考えるようになりました。
留守番も自然にできるようになった
以前は、私が事前に伝えず外出すると、
「どこにいるの?」
「なんでいないの?」
と電話がかかってきました。
でも今は何の問題もありません。
むしろ母がいない方が羽を伸ばしている気がします(笑)。
気づけば、娘の世界は少しずつ親から離れ始めていました。
中学受験の先にあるもの
わが家は中学受験をする予定です。
もし無事に私立中学へ進学したら、周りはほとんど初対面のお友達です。
その時になって、
「友達の作り方」
「距離感の取り方」
を親が教えることはできません。
だから今のうちに、
約束する。
失敗する。
困る。
考える。
またやってみる。
そんな経験を積んでほしいと思っています。
勉強だけではなく、
自分はどんな生き方をしたいのか。
どんな友達付き合いをしたいのか。
そんなことも少しずつ考えられるようになってほしい。
最近の娘を見ていると、
少しずつですが、自分の足で歩き始めている気がします。
うれしいような。
少しさみしいような。
でも親としては、とても誇らしく感じています。