中学受験を考え始めると、一度は気になるのが「先取り学習」。
我が家はこれまで3つの塾に通い、体験授業まで含めると5つの塾の話を聞いてきました。
そして、どの塾の先生も口をそろえて言うのです。
「先取りは必要ありません」
理由ももっともでした。
学年相当の理解力で何年も先を勉強しても、理解できる内容には限界がある。
それよりも、
・たくさん遊ぶこと
・たくさん体験すること
・今習っている内容をしっかり理解すること
のほうが大切だと。
私もその考えに納得し、
「そうか、先取りなんてしなくていいんだ」
と思っていました。
実際、小学校低学年の頃は一切先取りをしていませんでした。
そして一応サピックス最上位クラスにだいたいいました。
ところがです。
サピックスの最上位クラスにいた頃、同じクラスのママさんから衝撃的な話を聞きました。
「このクラスにいる子の中に学校の同級生が半分くらいいるんだけどね、みんな算数塾とかで数年、先取りしてるのよ~」
えっ?
先取りしなくていいんじゃなかったの?
もちろん全員ではないと思います。
でも、少なくとも最上位層には先取り経験者が一定数いることを知りました。
それでも我が家は、
「まあ、うちはうち」
と特に何もせずにいました。
そんな考えが少し変わったのが、「場合の数」です。
娘が場合の数でつまずきました。
そして、
「もう算数やりたくない」
状態に。
今まで算数が好きだったのに、急に拒否反応が出て
教材を一切ひらかなくなったのです。
その時に思いました。
ああ、先取りが必要かどうかは子どもによるんだな、と。
別に何年も先まで勉強する必要はない。
でも、
「一度見たことがある」
「なんとなく知っている」
という状態にしておくだけで、授業で受ける衝撃はかなり減るのかもしれない。
そう考えるようになりました。
そこで始めたのがチャレンジタッチです。
娘がポイントを集めてプレゼントがほしいと熱心にやりたいというので、
先取り機能もありますし、ゲーム感覚で学べるので良いかなと思ったのですが……
娘は今月号の学習は楽しそうにやります。
ところが先取りモードはほぼ手をつけません。
問題が並んでいるだけで、ゲーム要素も少ない。
どうやら娘には刺さらなかったようです。
次に考えたのがRISU。
周囲でも利用者が多く、先取り教材としては有名ですよね。
でも冷静に考えました。
その時の娘は、
「勉強したくない」
と言っている状態。
そんな子が追加教材を喜んでやるとは思えませんでした。
結局、RISUには挑戦しませんでした。
そしてたどり着いたのが、友達が使っていたサイパーでした。
これが意外によかったのです。
最初にわかりやすい説明がある。
問題も簡単なところから始まる。
少しずつレベルアップする。
流れに乗って進めていくだけで、
「あれ?できるかも」
となる構成です。
娘も抵抗感なく取り組み、
いくつかの単元は先取りに成功しました。
もちろん、全単元ではありません。
やりたくない単元はやりません。
でも、それで十分だと思っています。
以前どこかのブログで、
「塾が先取りを推奨しないのは、先取りした子が多いと授業の進行に影響が出るからでは?」
という説を見たことがあります。
本当かどうかは分かりません。
塾にもいろいろな考え方があるでしょう。
ただ一つ言えるのは、
勉強法に絶対の正解はないということです。
先取りしなくても伸びる子はたくさんいます。
むしろ先取りしないほうが伸びる子もいるでしょう。
一方で、我が家のように、
少しだけ先に触れておいたほうが安心して学べる子もいます。
だから、
「塾の先生が不要と言ったから絶対に不要」
とも、
「最上位層はみんな先取りしているから絶対に必要」
とも思わなくなりました。
結局は、その子に合うかどうか。
それだけなのだと思います。
ただ一つだけ。
「先取りは不要らしいし、何もしなくていいよね~」
とのほほんとしていると、
ある日突然、
「あれ?みんな思ったより知ってるぞ?」
となる可能性はあります(笑)。
そんなこともあるよ、という我が家の体験談でした。